※本ページはプロモーションが含まれています
八重食堂&首里そば
八重食堂という店名ながら、沖縄そばの専門店です。
名護市にある名店で、このお店の最も大きな特徴は
麺とスープが別々に出てくることです。
どんぶりで出てくる麺にはスープが入っておらず、
スープはやかんに入った状態でテーブルに置かれます。
やかんにたっぷりと熱々のスープが入っているため、
何杯でもスープを注ぎ足しながらそばを食べることができます。
なぜこの方式になったかと言えば、
店主のおばあが「おいしいスープをたくさん飲んで欲しい」、
「スープが冷めないように」という思いから考え出されたとか、
高齢のおばあがスープが入ったどんぶりが重くて持てなくなった
など諸説あるようです。
また、八重食堂の麺は名古屋のきしめんに近い平打ちの麺で、
これも他の沖縄そばとは違う特徴です。
添加物を使用せず、
じっくりととったダシに塩のみで味付けされたスープは体にしみ込みます。
80歳を過ぎたおばあが作るオリジナリティあふれたそばとは異なり、
伝統の沖縄そばに革命を起こしたと言われるのが
「首里そば」です。
その名の通り、お店は首里にあるのですが、
行列嫌いな(気候が暑いため)沖縄の人達が
首里そばを食べたさに行列をつくっているのです。
私たちも子連れで暑い中並んで食べてみました。
古民家を改築したような店内はあまり広くないこともあり、
たくさんのお客さんでいっぱいです。
食べてみれば今までの沖縄そばとは明らかに違うことがわかります。
今までの沖縄そばは麺もダシも「優しい」という感じが前面に出ますが、
首里そばはダシも麺も洗練されていてゆるくないというか、
とてもシャープな印象を受けます。
ダシは透き通り、麺の粉臭さなどを感じさせません。
首里そば1番の特徴といわれる麺のコシの強さが、
しっかりとしたダシにピッタリとハマっています。
沖縄では、全国的に有名なラーメンもあまり人気がないと聞いたことがあります。
理由として1番に挙げられるのが「本土のラーメンは熱くて、
食べると疲れる」というのです。
確かに普通に食べる沖縄そばは、
スープも麺もあまり熱さを感じませんでした。
しかし、八重食堂も首里そばも全体的に
アチコーコー(熱々という意味)で、
その温度の高さがより美味しさをアップさせているのでは?と思いました。