おばあの愛情「アチコーコー」

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暑い沖縄では食べ物が暑さで傷むことを避けるために、作り置きをあまりしません。

道端などで、おばあが総菜や弁当を売っている時などでも、
少し時間の経った総菜などを買うと、
おばあが「待っててね」と言ってしばらく売場から姿を消します。

そして、どこからか(多分近くの調理場)
ホッカホカに温めなおした総菜を持って表れるのです。

「アチコーコーにしたからね」と言って手渡してくれるのですが、
本当に熱々の総菜に生まれ変わって湯気が出ています。

このアチコーコーこそ、沖縄のおばあの愛情の証しで、
食べ物が傷んでお腹を壊したりしないように、
料理は冷めたものより温かいものの方が美味しいとひと手間かけてくれるのです。

沖縄の子連れ旅行で私たちがよく利用するお弁当屋さんでも、
並んでいる総菜をおかずに入れる時はフライパンなどで炒め直したりしてくれて、
必ずアチコーコーの状態にして出してくれます
(県庁などのオフィス街で売られているお弁当は、
温め直すことができないため、
逆に急速に冷やしてお弁当が傷まない工夫をしているそうですが)。

沖縄のおやつと言われる天ぷらも、
揚げたてのアチコーコーを地元の人が次々に買っていくので、
お店の人は油の前でひたすら天ぷらを揚げている状態が続いています。

アチコーコーが愛情表現である反面、
暑い沖縄では熱過ぎる物を食べると「疲れる」といいます。

熱過ぎるものを、フーフー冷ましながら食べると、
それだけで体力を使うということらしいのですが、
地元民(うちなんちゅう)ではないので、今だにそのさじ加減がわかりません。

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